私が長年聴き続けている、大好きなクラシック・ロックの数々、その思い出をちょっぴりご紹介。

Masterpiece Records: 大好きなクラシック・ロック・メモリーズ

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トップ 201205
 

▼下世話でキャッチーなギターがカッコいい、センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドの「The Faith Healer」

ibushigin records My Favorite Classic Rock: いぶし銀レコードの気になるクラシック・ロック
1979♪Country Boy♪Albert Lee
1979
エリック・クラプトンやエミルー・ハリス、ビル・ワイマンとの活動でおなじみのアルバート・リー。てっきりテン・イヤーズ・アフターのギタリストだと思ってたが、彼はアルヴィン・リー、いやぁ〜勘違い、ゴメンなさい。アルバートはクリス・ファーロウ&ザ・サンダーバーズ出身。彼の79年ソロ・アルバム「Hiding」から、代表曲「Country Boy」は、コキコキと歯切れのいいテレキャスターのフレーズ、ニコニコとした朗らかな笑顔から繰り出される、抜けるような速弾きで気分もウキウキ、陽気にスウィングしましょ!
1982♪Dream Away♪George Harrison
1982
ジョージ・ハリスンの歌声を久々に聴いたのは、キュートな呪文のさわやかなメロディ「オ・ラ・イ・ナ・エ」。これは、83年、ジョージがプロデュースした、テリー・ギリアム監督の時空を駆けるファンタジー映画「バンデットQ」の主題歌でしたね。76年アルバム「33 1/3」以来、彼の音楽にはご無沙汰だったから、このナンバーがどのアルバムに収録されているのやら? あれぇ! 原題は「Dream Away」じゃないの、82年「Gone Troppo」収録なのね。スティーヴィー・ワンダーの元奥様シリータ・ライトも参加にはちょっと驚き、ビリー・プレストン繋がりなんでしょうね。
1976♪Tonight’s the Night (Gonna Be Alright)♪Rod Stewart
1976
ロッド・スチュワートの76年大ヒット「今夜きめよう」は、ブリット・エクランドの甘ったるい囁きが堪らない、気持ち和らぐ助平なバラッド。「音楽雑誌・ジャム」80年3月号には、ヒョウ柄のジャンプスーツでソファーに横たわるブリット嬢の色っぽいお写真とインタビューが掲載。ロッドの「Greatest Hits」収録「今夜きめよう」の彼女の囁きがカットされた事について、「気にしてないわ。多分、アラナがダメだと言ったんでしょ」とあっけらかん。彼女は79年ジェット・レコーズからディスコ・シングル「Do It To Me」をリリースしたんだって、ヌード・ジャケットだよん。
1980♪Mystifies Me♪Ian McLagan
1980
ストーンズの78年アルバム「Some Girls」に参加したフェイセズのイアン・マクレガンは、続くストーンズのUSツアー、ロン・ウッドの79年アルバム「Gimme Some Neck」、ニュー・バーバリアンズのツアー、そして、80年、自身の初ソロ・アルバム「Troublemaker」のリリースと大忙し。このアルバムには、ニュー・バーバリアンズの面々の他にも超豪華なメンツが参加。気取らない雰囲気、スカッと弾ける自由闊達なサウンド。ロンの「俺と仲間」からゴスペル風味の高揚感に満ちたバラッド「Mystifies Me」をカヴァー、後半はレゲエ調で陽気にウキウキ、ご機嫌だよ!
1971♪The Low Spark of High Heeled Boys♪Traffic
1971
ウィキペディアによれば、映画「俺たちに明日はない」の登場人物C・W・モスを演じたマイケル・J・ポラードがタイトルを提案したいう、トラフィックの71年ナンバー「The Low Spark of High Heeled Boys」は、迷宮に誘い込むかのようなゆったりとしたグルーヴが最高に気持ちいい。このナンバーが収録されたアルバムは6角形の変形ジャケットで、トニー・ライトが担当。彼はトラフィックの次作「Shoot Out at the Fantasy Factory」やツトム・ヤマシタの「Go, Live from Paris 1978」、スティーヴ・ウインウッドの「Arc of a Diver」「Talking Back to the Night」と、ウインウッドとの関連が深いですね。
1978♪Don't Kill the Whale♪Yes
1978
飛び散る潰れたトマトが斬新なヒプノシスのジャケット、イエスのアルバム「Tormato」がリリースされた78年、音楽シーンはパンク、ニューウェイブが活況を呈する中、苦戦を強いられたプログレッシブ・ロック勢がシフトしたのは、ポップでコンパクトな曲作り。「Tormato」からシングル・カットされた「クジラに愛を」はジョン・アンダーソンとクリス・スクワイアのナンバー。地球の危機を知らせるかのような切迫したギター・フレーズ、クジラの鳴き声を模したキーボードの音色が親しみやすいナンバー。そして、83年、イエスの「Owner of a Lonely Heart」の大ヒットがプログレのポップ化を促進しましたね。
1973♪The Faith Healer♪The Sensational Alex Harvey Band
1973
労働階級のヒーローにして酔いどれパイレーツ、アレックス・ハーヴェイ率いるザ・センセーショナル・アレックス・ハーヴェイ・バンドは、もっとも英国らしい実力派バンド。73年アルバム「Next...」から「The Faith Healer」は、不穏なグルーヴがひたひたと漂い、木霊するパーカション、ガッツ溢れるギターが激しく煽る劇的な演出、さぁ、いよいよ登場、ねっとりとした独特の節回し、クレイジーなアレックス・ハーヴェイ! ケレン味たっぷりのこのナンバー、道化師メイクのザル・クレミンンソンが織りなす、下世話でキャッチーなギターリフが最高にカッコいい、SAHBの魅力が最大限に詰まった大作です。
1977♪Let It Go, Let It Flow♪Dave Mason
1977
78年3月18日、オンタリオ・モーター・スピードウェイで催されたカリフォルニア・ジャム II。サンタナ、ハート、フォリナー、エアロスミスなど、当時人気のミュージシャンが一同に会し、30万人以上の大観衆を沸かせたロック・フェスティバルです。私もテレビで放映されたライヴ映像にワクワク。特に印象深かったのは、温もりのある笑顔と軽やかなメロディで魅了したデイヴ・メイスン。前年にリリースされたアルバム「流れるままに」が好評で、このライヴでも、キャッチーで清々しい「Let It Go, Let It Flow」や爽やかで美しいバラッド「We Just Disagree」を披露しました。

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▼腕利きギタリスト、デヴィッド・リンドレーのラップ・スティールが炸裂! ハチャメチャに楽しい「Mercury Blues」

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1978♪Adam Raised A Cain♪Bruce Springsteen
1978
ブルース・スプリングスティーンの出世作と言えば、75年アルバム「明日なき暴走」だが、私が彼の名を知ったのは、それより遅れて、パティ・スミス・グループの78年大ヒット「Because the Night」の共作者として。そして、その年の6月にリリースされた彼の「闇に吠える街」は私の大好きなアルバムです。一番惹かれたナンバーは、NYパンクの流れを汲むストリート・ロックに感じる、ずっしりと重いビートに、鬱積したヘヴィなギター、ブルースの雄叫びが裏返り、男衆が「イェ〜」と野太い声で答えるスリリングな「Adam Raised A Cain」です。
1978♪I Could Hurt You♪The J. Geils Band
1978
「入っちゃダメよ!」と力強いブルーの手形が阻止、以後、彼らのトレードマークとなる、J・ガイルズ・バンドの78年アルバム「サンクチュアリ (禁猟区)」。オープニングにしてはいささか地味目だが、じわじわとハートを熱くするミディアム・テンポの「I Could Hurt You」が大好き。ズンっと一斉に音を出した瞬間に感じるバンドの一体感、長年鍛えたバンドのノリは最高。ピーター・ウルフの独特の節回し、J・ガイルズのワイルドなギター、セス・ジャストマンのご機嫌なピアノ、マジック・ディックのハープも冴えてるぜ!
1979♪Guitars And Women♪Rick Derringer
1979
如何にもロック・スターって名前のリック・デリンジャー。70年代には、ジョニー・ウィンターやエドガー・ウィンターらとの活動や、自らのグループ、デリンジャーを率い、アメリカン・ハードのギタリストとしてその名を上げました。79年ソロ「Guitars And Women」は、トッド・ラングレンとリックの共同プロデュース。うっとりする爽やかなメロディの「Something Warm」、畳み掛けるハードなギターに大興奮、コーラスもイカしてる「Guitars And Women」、リフが無茶苦茶カッコいいぞ、縦横無尽に暴れるリードも最高な「Man In The Middle」、ゴリゴリのアメリカン・ハードで突っ走る「It Must Be Love」など、魅力的なナンバーが多いよ。
1983♪When You Were Mine♪Mitch Ryder
1983
アルバム「American Fool」「Uh-Huh」の大ヒット、破竹の勢いのジョン・クーガー・メレンキャンプがプロデュースした、彼のアイドル、ミッチ・ライダーの83年アルバム「Never Kick A Sleeping Dog」から、プリンスのカバー「When You Were Mine」は、バンドのダイナミックな演奏にミッチのシャウトが冴えるイカしたナンバー。そのミュージック・ビデオには、キラキラ衣装、グラマーなボディを官能的にゆさゆさ揺らす、キトゥン・ナティビダッド嬢が登場! 彼女はラス・メイヤーの作品の常連だそうな。僕、すっかりファンになっちゃった!
1981♪Anytime At All♪Nils Lofgren
1981
ブルース・スプリングスティーンのナンバー「裏通り」に由来するという、MCA傘下のレーベル、バックストリート・レコーズは79年設立。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの「破壊」が有名ですね。ニルス・ロフグレンもまたこのレーベルから81年アルバム「Night Fades Away」をリリース。私はニルスのちょっぴり鼻にかかった甘酸っぱい歌声が大好き!ビートルズのカヴァー「Anytime At All」をエネルギッシュにかっこ良くきめ、「In Motion」における、ニルスのギターとチャック・フィンドレーのトランペットの緊迫感に満ちた応酬に熱くなる。
1981♪Mercury Blues♪David Lindley
1981
ライ・クーダーやジャクソン・ブラウン、ウォーレン・ジボンなど、数多くのアーティストのアルバムでその名を見かける、腕利きギタリスト、デヴィッド・リンドレー。えっ、その邦題で大丈夫なの? と驚いた、81年、彼の初ソロ・アルバム「化けもの」から、ズンドコズンドコ、自慢のエンジンの調子は絶好調、さぁ行くぜ、ひたすらまっしぐら! パーカッションが軽快に風を切り、バンド一丸となって豪快にぶっ飛ばす! 人を食ったような忙しげなヴォーカル、唸りを上げるラップ・スティール・ギターの爆音がなんと気持ちいい事、ハチャメチャに楽しい「Mercury Blues」にしびれる〜ん!
1978♪Spanish Moon♪Little Feat
1978
ネオン・パークが描く、ハンモックで寛ぐにっこりトマトちゃん、リトル・フィートの78年「Waiting for Columbus」は、彼らのダイナミックな名演が楽しめる、ワクワクご機嫌なライヴ・アルバム。ハイライトは何と言っても「Spanish Moon」、異郷へと誘うコンガのリズム、やがてベースとドラムも加わり粘っこさを増し自然と腰を揺らす、ホーン・セクションも意気揚々、大きな広がりを醸すシンセ、ドスの利いた呪術的なリフレイン。それらを大鍋でぐつぐつと煮込む、妖しげな香りのニューオリンズ風ファンキー・スープ、一度味わえばもう逃れられない、リトル・フィートの虜。
1980♪Hot Night In A Cold Little Town♪John Cougar
1980
昔々録り溜めたエアチェック・テープを久々に聴いてみた。FMラジオのお気に入り番組「ライブ・フロム・ザ・ボトムライン」のステージからジョン・クーガー&ザ・ゾーン。アルバム「ジョン・クーガー」「夜を見つめて」からのナンバーを次々とワイルドに打ち噛ます。エネルギッシュでキレがあるザ・ゾーンの演奏に観客もワイワイ興奮気味! さてこのバンド、「夜を見つめて」のクレジットから察するに、マイク・ウォンチック、ラリー・クレイン、ケニー・アロノフのメレンキャンプ黄金期のメンバーでしょう。そりゃ〜興奮するわなぁ〜。ドン・ゲーマンにプロデュースを委ねるちょい前です。

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