私が長年聴き続けている、大好きなクラシック・ロックの数々、その思い出をちょっぴりご紹介。

Masterpiece Records: 大好きなクラシック・ロック・メモリーズ

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▼「Blank Generation」に本歌があったのね!

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
2003♪No Thanks!: The ‘70s Punk Rebellion♪Various Artists♪Richard Hell & the Voidoids, Ramones, Television, Patti Smith, New York Dolls, The Modern Lovers
2003
☆ Roberta Bayley: Photography 1975-1984
♪ Blank Generation - Richard Hell & the Voidoids
ニューヨーク・パンクを代表する傑作アルバム「ブランク・ジェネレーション」。 私が買ったLPは、ジャケット写真のヘルの裸の胸に穴があけられたカット盤で、あたかもそれが弾丸で打ち抜かれたような生々しさで刺激的でした。このジャケットを撮影したのは、パンクど真ん中、セックス・ピストルズやラモーンズ、テレヴィジョン、ブロンディー、トーキング・ヘッズ、クラッシュ、ハートブレイカーズ、エルヴィス・コステロなどの、ありのままの姿を作品にしてきた写真家のロベルタ・ベイリー。ところが、再発CDにはオリジナル・ジャケットは採用されず、ピンクの縁取りのチープなものに変更。リチャード・ヘルの暴力的なインテリジェンスが失われ、希代の名盤もその価値を下げるようで非常に残念。なんとかオリジナル・ジャケットでのリマスター化をお願いしますよ。 性急なザ・ヴォイドイズの演奏に、ヘルのヨレヨレでヘナヘナのボーカルがイカしたタイトル曲「Blank Generation」。この曲に本歌があったのにはビックリ! ライノのボックス「The Beat Generation」収録の、59年、ボブ・マクファーデン & ドーの「The Beat Generation」がそれ。ヘルのアンソロジー「Spurts: The Richard Hell Story」の中には、74年、テレヴィジョンによるCBGBライヴも含まれおり、ザ・ヴォイドイズのヴァージョンが完成するまで紆余曲折あったんだなと、当時のニューヨーク・アンダーグラウンド・シーンを感慨深げに想像しちゃいます。 私にとってリチャード・ヘルのイメージは、なぜかポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダの抵抗三部作のひとつ、「灰とダイヤモンド」の主人公マーチェクを演じたズビグニェフ・ツィブルスキ(ズビグニエフ・チブルスキー)とだぶります。2人とも髪をおっ立てて、サングラスをインテリっぽく掛けていたな。日差しに弱いパンクス諸君、ヘルも御用達、ボストン・タイプのサングラスはいかがかな?
1977♪ブランク・ジェネレーション♪リチャード・ヘル&ザ・ヴォイドイズ♪Richard Hell & the Voidoids
1992♪The Beat Generation♪Various Artists♪ボブ・マクファーデン & ドー、ジャック・ケルアック、ウィリアム・バロウズ、レニー・ブルース、アレン・ギンスバーグ、トム・ウェイツ
1993♪D.I.Y.: The Blank Generation - The New York Scene (1975-78) ♪Various Artists♪Richard Hell & the Voidoids, Ramones

Pub, Punk | | |ページ上部へ

▼心揺り動かされるオーケストレーション、ポール・バックマスター

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1971♪マッドマン♪エルトン・ジョン♪Elton John
1971
☆ eltonjohn.com
♪ Madman Across The Water - Elton John
あれは梅雨時だったかな? ストーンズのLP「スティッキー・フィンガーズ」を買ったのは、お小遣いを貯めて隣町の商店街のレコード屋へ…。 お目当てのナンバーはもちろん、ギターリフが最高にかっこいいロックチューン「Brown Sugar」なんだけど、やっぱりバラードも気にかかる。「ベガーズ・バンケット」から始まったストーンズの黄金期、アルバムのラストは「Salt of the Earth」「You Can’t Always Get What You Want」と壮大なバラードで締めくくるパターンが続いてる、さて今度のアルバムのラストはいかがなものか? とレコード盤に針を落とせば、 淑やかなイントロ、ミックの節回し、アコースティック・ギターのフレーズ、そのいずれもがオリエンタルなムードを醸し出す。はじめはギョッとしたが、ゆったりとうねるグルーヴ感に、いつの間にかオイラの気分は雄大な大河をくだる帆船の船長さん。異国情緒漂う異色のバラード「Moonlight Mile」、このナンバーのイメージを大きく膨らますのに一役買ったのが、ストリングス・アレンジを手掛けたポール・バックマスター。そこで彼の仕事ぶりに注目してみれば、 69年、デヴィッド・ボウイをスターダムに押し上げた「Space Oddity」を始め、 71年、ハリー・ニルソンのスタンダードとなった究極のバラード「Without You」と、72年、ユーモラスな「Spaceman」。 71年、イギリスの渋いシンガー・ソングライター、マイケル・チャップマンの狂おうしい「Fennario」。 73年、カーリー・サイモンの大ヒット曲で、ミック・ジャガーも参加のスキャンダラスな「You’re So Vain」。 77年、グレイトフル・デッドは亀さんの壮大な組曲「Terrapin Station」。 そして、とりわけエルトン・ジョンとのコラボレーションはお見事で、70年、「Take Me to the Pilot」「Sixty Years On」「Border Song」「Friends」、71年、「Tiny Dancer」「Levon」など、そのドラマチックなオーケストレーションに心揺り動かされます。最高傑作は、エルトンのソウルフルなボーカルに、唸りをあげるギターとオーケストラのせめぎ合いがとてもスリリングな「Madman Across the Water」でしょう。 いつまでも心に残るレコードとの最初の出会い。私にとって梅雨の季節に聴きたくなるナンバーはやはり「Moonlight Mile」なのです。
1971♪Sticky Fingers♪The Rolling Stones♪ザ・ローリング・ストーンズ
1971♪Window + Wrecked Again♪Michael Chapman♪マイケル・チャップマン
1977♪Terrapin Station♪Grateful Dead♪グレイトフル・デッド

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▼隠れたロックンロール・クリエーター、ドン & デューイ

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1993♪ドン & デューイ♪ドン & デューイ♪Don & Dewey
1993
☆ lennykaye.com
♪ Farmer John - The Searchers
98年、ライノからガレージ・サイケの名コンピレーション・ボックス「Nuggets: Original Artyfacts from the First Psychedelic Era, 1965–1968」が発売以来、「Nuggets II: Original Artyfacts from the British Empire and Beyond, 1964–1969」「Children of Nuggets: Original Artyfacts from the Second Psychedelic Era, 1976–1995」「Love Is the Song We Sing: San Francisco Nuggets 1965–1970」「Hallucinations: Psychedelic Pop Nuggets from the WEA Vaults」「Come to the Sunshine: Soft Pop Nuggets from the WEA Vaults」と関連商品が次から次へと発表され、もうおなじみになった言葉「ナゲッツ」、金塊を意味するそうだ。もともとは、72年、パティ・スミス・グループのギタリストで音楽通の、レニー・ケイが編集した2枚組のLPがオリジナル。そのオリジナル・ナゲッツにも収録されている、私の大好きなナンバーが、ザ・プレミアーズの騒々しいパーティー・ソング「Farmer John」。あれっ、これってニール・ヤングのどっぷりグランジど真ん中、90年の名盤「傷だらけの栄光」にも入っていたよね。作者は誰かと調べてみれば、50年代後半、スペシャルティ・レコードで活躍した、R&Bのダイナミック・デュオ、ドン & デューイの作品。他の黒人ロックンロール・クリエーターに比べれば知名度は低いかもしれないが、ドンとデューイの迫力の掛け合い、時折入り込んでくるドンの強烈なギターフレーズ、言葉の響きが心地よいユーモラスな歌詞、ついつい頬も緩むノヴェルティーなサウンドと、今もって新鮮さを失ってない。バスター・ポインデクスターが酔いどれアルバム「Buster’s Happy Hour」の中で「Pink Champagne」を、ロカベリーを基調とするアメリカン・バンド、ザ・ブラスターズが「Justine」をカバーしてるのも嬉しいですよね。
2008♪Nuggets: Original Artyfacts From the First Psychedelic Era 1965-1968♪Various Artists♪Premiers, Electric Prunes, Standells, Shadows Of Knight, Seeds, Count Five
1991♪ウェルド: ライヴ・イン・ザ・フリー・ワールド♪♪Neil Young & Crazy Horse
1994♪バスターズ・ハッピー・アワー♪バスター・ポインデクスター♪Buster Poindexter
ポイント ちょびリッチ

▼極上のトリビュート・アルバム「ナイト・イズ・ゴーン: ドク・ポーマス・トリビュート」

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1995♪ナイト・イズ・ゴーン: ドク・ポーマス・トリビュート♪オムニバス♪Doc Pomus, Bob Dylan, Brian Wilson, Lou Reed, Shawn Colvin, John Hiatt
1995
☆ Doc Pomus
♪ Viva Las Vegas - Elvis Presley
このアルバムの主人公ドク・ポーマスの事など全く知らず、ルー・リード、ボブ・ディラン、ジョン・ハイアット目当てで買った「ナイト・イズ・ゴーン: ドク・ポーマス・トリビュート」は、期待を遥かに超える極上のトリビュート・アルバムでした。 ドク・ポーマスは、50〜60年代にザ・ドリフターズやエルビス・プレスリー、ベン・E・キング、ファビアンなどに、数多くの名曲を提供したソングライターです。 さてこのトリビュート・アルバム、ロス・ロボスのいきなりのパンチ「Lonely Avenue」で幕を開け、そのあまりのディープさにちょっと腰が引けるが、このアルバムのを力強さ表しているようで素晴らしい。続くボブ・ディランの軽快なブギ「Boogie Woogie Country Girl」でホッと一息。 数々のアーティストにカバーされている「Viva Las Vegas」は、エルヴィスの能天気なヴァージョンもいいが、一変、旅情豊かに語られるショーン・コルヴィンの切なげなボーカルに胸がキュンと締め付けられ、このアルバムのベスト・トラックでしょう。ちょっとおセンチになった気分も、ジョン・ハイアットのとびきりホットな「Mess of Blues」でぶっ飛ばす。ドリフターズの健康的な「This Magic Moment」もすっかりルー・リード色に染まり、ディオンの「Turn Me Loose」はセクシーにぐっと腰にくる。あれっ、グラス・ルーツの「今日を生きよう」じゃないの? と思わせる、ロザンヌ・キャッシュの一途な恋のリフレイン「I Count the Tears」。他にも、B.B.キングにザ・バンド、アーマ・トーマス、ドクター・ジョン、ソロモン・バーク、ブライアン・ウィルソンと超豪華なアーティストがそれぞれの解釈で名曲を料理する。最後は、黄金の喉アーロン・ネヴィルが流麗なバラード「Save the Last Dance for Me」でゆったりと幕が閉じる。 ヴァン・モリソンが「ナイト・イン・サンフランシスコ」で「Lonely Avenue」を、バッド・カンパニーが「ラン・ウィズ・ザ・パック」で「Young Blood」を、ライ・クーダーが「バップ・ドロップ・デラックス」で「Little Sister」を、ZZ トップが「Rancho Texicano: The Very Best of ZZ Top 」で「Viva Las Vegas」を、はたまた、ザ・レジデンツのエルヴィスを題材にしたアルバム「The King & Eye: RMX」の中にもドク・ポーマス作のナンバーが…。カバーを探すのもよし、オリジナルを探すのもよし、音楽の楽しみ方がますます広がりますね。
1994♪ナイト・イン・サンフランシスコ♪ヴァン・モリソン♪Van Morrison
2004♪Rancho Texicano: The Very Best of ZZ Top ♪ZZ Top♪ZZ トップ
2004♪The King & Eye: RMX♪The Residents♪ザ・レジデンツ

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▼ジョーン・ジェット、通好みのカバー・ヴァージョンがあれこれ

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1981♪Bad Reputation♪Joan Jett & the Blackhearts♪ジョーン・ジェット & ザ・ブラックハーツ
1981
☆ Joan Jett
♪ Do You Wanna Touch Me - Joan Jett & the Blackhearts
ぴったりと張り付くレザーのジャンプスーツがよく似合う、ジョーン・ジェットは言わずと知れた、元祖ガールズロックバンド、元ランナウェイズのギタリスト。79年にバンドを解散した後、80年、男衆をバックに新バンド、ジョーン・ジェット & ザ・ブラックハーツを結成。82年のアルバム「I Love Rock n’ Roll」からは、そのタイトル曲で、70年代の英国のアイドル的バンド、アロウズのカバー「I Love Rock n’ Roll」が全米No.1。一躍、女性ロッカーとして名を成す。この他にも彼女のアルバムには、通好みのカバー・ヴァージョンがあれこれ。デビューから84年の黄金期にスポットを当てて検証してみれば、81年「Bad Reputation」からは、レスリー・ゴーアの切ないバラード「You Don't Own Me」、おやじグラム・ロッカー、ゲイリー・グリッターの「Do You Wanna Touch Me (Oh Yeah)」と「Doing All Right With The Boys」の2曲、アイズレー・ブラザーズのクラシック・ナンバー「Shout」、サム・ザ・シャム & ザ・ファラオスのノリノリのパーティー・ソング「Wooly Bully」。 81年「I Love Rock n’ Roll」からは、60年代後半のポップバンド、トミー・ジェームス & ザ・ションデルズの美しいバラード「Crimson and Clover」、デヴィッド・ボウイとビング・クロスビーがデュエットしたクリスマスの定番ソング「Little Drummer Boy」。 83年「Album」からは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの68年のヒット曲「Everyday People」、ストーンズのおなじみグルーピー・ソング「Star Star」。 84年「Glorious Results of a Misspent Youth」からは、ランナウェイズの代名詞「Cherry Bomb」のセルフ・カバー、またまたゲイリー・グリッターの「I Love You Love Me Love」、フィンガー5の「学園天国」というか? ゲイリー・US・ボンドのヒット曲「New Orleans」のカバー。この4枚、さらにボーナス・トラックが加わり満足の充実。 貴重な未発表音源満載の裏ベスト「Flashback」もあわせてお楽しみあれ。
1974♪タッチ・ミー♪ゲイリー・グリッター♪
2005♪A's B's and Rarities♪The Arrows♪アロウズ
1994♪フラッシュバック♪ジョーン・ジェット & ザ・ブラックハーツ♪Joan Jett & the Blackhearts

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