私が長年聴き続けている、大好きなクラシック・ロックの数々、その思い出をちょっぴりご紹介。

Masterpiece Records: 大好きなクラシック・ロック・メモリーズ

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▼近未来SFアクション映画「ローラーボール」のワクワクするオープニング、バッハの「トッカータとフーガニ短調」

ibushigin records My Favorite Classic Rock: いぶし銀レコードの気になるクラシック・ロック
1938♪Sing, Sing, Sing♪Benny Goodman
1938
「ドンドン、ドコドコ、ドン、ドドンド、ドン♪」と躍動感溢れるドラムス、トロンボーンに、トランペット、サキソフォーンが競い合うようにぶっといフレーズを奏で、クラリネットが魅惑の音色で恋の炎を焚き付ける。もう居ても立っても居られない、腰を大胆に振り振り、手足を大きく広げ、身をくねらせ飛び跳ね、思うがままに踊り明かそう。ベニー・グッドマン楽団のスウィング・ジャズの傑作「Sing, Sing, Sing」は、ジャズ・ミュージシャン、ルイ・プリマの作品。彼がニューオーリンズ出身と言うのも納得、快楽に満ちた賑やかなナンバーですね。
1986♪Peter Gunn♪Duane Eddy
1986
デジタルなラテン風味のリズムに、ズンズンズンズンズン♪とクールなビート、奥深い低温エコーがお腹に響いて気持ちいいデュアン・エディのトゥワンギー・ギター、エンジンのスタート音、口笛、そして、不気味なギミックをふんだんに盛り込んだ、ひっちゃかめっちゃかアヴァンギャルド・ポップ、アート・オブ・ノイズの86年大ヒット・シングル「Peter Gunn」は、ご存知ヘンリー・マンシーニ作、私立探偵物テレビドラマのテーマ曲。ブルース・ブラザースやエマーソン・レイク&パーマーのカヴァーでおなじみですね。
1972♪Also Sprach Zarathustra♪Deodato
1972
リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」は、スタンリー・キューブリック監督の68年映画「2001年宇宙の旅」のサウンドトラックに使われ、誰もが知るクラシック音楽となりましたね。72年、このナンバーをジャズ風にアレンジし、グルーヴィに飛翔させたのが、ブラジル出身のミュージシャン、エウミール・デオダート。CTIレコードから、ジョン・トロペイ、ビリー・コブハム、スタンリー・クラークなどが参加した壮大なクロスオーバー。デオダートは、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのケビン・ローランド88年ソロ「The Wanderer」をプロデュースしてます。
1975♪Toccata and Fugue in D minor, BWV 565♪Andre Previn
1975
暗闇に照らされるスポットライト、突如パイプオルガンの劇的なイントロ、やがて音楽は重厚さを増し、「Rollerball」のタイトルが白く抜かれる。場内が次第に明るくなり、審判をはじめとする関係者が続々と集まり整然と持ち場に付く。電光掲示板には「ヒューストン VS マドリッド」、ザワザワとざわめく観客席、バイクの爆音が鳴り響き、ガタガタと床を滑らすローラー、漆黒にピカリと光る鋲グローブ、地元チームをやんやの大歓声が出迎える、観客が期待する壮絶なゲーム「ローラーボール」。バッハの「トッカータとフーガニ短調」を使った、ノーマン・ジュイソン監督の近未来SFアクション映画のワクワクするオープニング。
1976♪Tsugaru Tour♪Akiko Yano
1976
切手をあしらったジャケットには、気品漂わせる平安風美人のイラスト、背景の鮮やかな赤が強烈な印象を残す、生き生きと世界へ羽ばたく「21歳の日本少女」、矢野顕子の76年衝撃的デビュー・アルバム「ジャパニーズ・ガール」。うねうねとしたリズムに、ギターが喜々としてレゲエを刻み、津軽民謡から「ホーハイ、ホーハイ、ホー♪」とのコブシに酔い痴れる、ミクスチャー・ナンバー「津軽ツアー」。アルバム「Time Loves A Hero」頃のリトル・フィート相手に、付いておいでとぐいぐい引っ張る、天晴れ!アッコちゃん。
1963♪Amen♪Jerry Goldsmith
1963
アリゾナの荒れ果てた土地に教会を建てようと頑張る東ドイツからやって来た修道女たちだが、女手だけではちっとも捗らず、ふとしたことから出会った行きずりの黒人青年ホーマー・スミスをつかまえ、教会を建設を手伝わす、ラルフ・ネルソン監督の63年映画「野のユリ」。マリア院長とホーマーのやり取りがコミカルで、彼女が「シュミット! シュミット!」と呼べば、ふてくされた表情のホーマーがとっても妙でおかしかったな。ジェリー・ゴールドスミスが、黒人霊歌「エーメン」を基調としたスコアを仕上げ、心温まるストーリーをいっそう味わい深いものにしてます。
1979♪Rhapsody in Blue♪Woody Allen
1979
「第1章。彼はニューヨークを愛している…。いや、こうしよう…」とあれやこれや奮闘、小説執筆中のライター、アイザックの台詞。アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュウィンが作曲したシンフォニック・ジャズ「Rhapsody in Blue」の流れに沿って、摩天楼、ネオンサイン、タクシー、クイーンズボロ橋、ダイナー、ダウンタウン、煙、フェリーボート、NY近代美術館、セントラル・パーク、ブロードウェイ、野球場、花火と、コントラストの強いモノクロームの映像が目まぐるしく移り変わる。ウディ・アレンの79年映画「マンハッタン」の冒頭のシーンは、アイ・ラブ・ニューヨークで惹き付けられる。
1979♪I.T.T.♪Fela Kuti
1979
陶酔に誘い込む巡り巡るフレーズに、「あぁい、てぃー、てぃー♪」「いんたぁ〜なしょなる、てぃーふ♪」と強烈なナイジェリアなまりの英語が飛び込んでくる。ズシズシと押し寄せるヘヴィなリズム、熱に浮かされるコーラス、狂おうしいサキソフォーン、焚き付けるようなワイルドな節回しが、混沌としたグルーヴを生み出す。ナイジェリア出身のミュージシャン、フェラ・クティの79年ナンバー「I.T.T.」は、ぐらぐらと沸き上がるアフロビートがすべての大地を揺るがす。

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▼ラテンの陽気なリズムに身を任せ、肌を触れ合う開放感、ペレス・プラードの「マンボNo.5」

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1949♪Mambo N0. 5♪Perez Prado
1949
セクシー
Roots, Reggae, Jazz
キューバが生んだキング・オブ・ザ・マンボこと、ペレス・プラードの代表作「マンボNo.5」。この妖艶なナンバーが流れると、ラテンの陽気なリズムに身を任せ、肌を触れ合う開放感。そして、みんなが声を合わせて決めの一発「あぁぁぁぁぁっ〜、うっ!」。これがなかなか難しい奥深さ。
1976♪Sunshine Day♪Osibisa
1976
ウキウキ
Roots, Reggae, Jazz
71年、アルバム「Osibisa」でデビューしたアフロ・ロック・グループ、オシビサは、ガーナやナイジェリアなどのミュージシャンによって、69年、ロンドンで結成されたグループです。アフリカン・ドラム、ボンゴ、コンガなどの打楽器が打ち鳴らす躍動感に、エレクトリック・ギター、ブラスが絶妙に絡んで肉体に入り込んでくる。
1972♪You Can Get It If You Really Want♪Jimmy Cliff
1972
ウキウキ
Roots, Reggae, Jazz
72年、ジミー・クリフ主演の映画「ハーダー・ゼイ・カム」、そのサウンドトラックからオープニング・ナンバーは、トランペットの陽気で明るいフレーズに心ウキウキ、レゲエのリズムで身も軽々、ジミーのまろやかな歌声が元気づけてくれる「You Can Get It If You Really Want」。
1990♪Apache♪Link Wray
1990
クール
Roots, Reggae, Jazz
ザ・シャドウズが60年にリリースしたシングル「アパッチ」は、ロック・ファンならおなじみのクールでエキサイトなインストルメンタル・ナンバー。作曲はジェリー・ローダンという英国の作曲家だそうです。50年代末から活躍するギタリスト、リンク・レイのヴァージョンは、よりワイルドで泥臭くキメてますぞ。
1980♪Fujiyama Mama♪Pearl Harbour
1980
興奮
Pub & Punk
パール・ハーバー&ザ・エクスプロージョン解散後、ヴォーカリストのパール・E・ゲイツが発表したソロ・アルバム「Don't Follow Me, I'm Lost Too」は、クラッシュがバックアップした、ご機嫌なパンク&ロカビリー。ワンダ・ジャクソンの57年「Fujiyama Mama」をカバー。「フッ! ッジ、ヤマヤマ」のリフレインがセクシー&エキサイティング!
1958♪Farmer John♪Don & Dewey
1958
ウキウキ
R&B, Soul, Blues
どっぷりグランジど真ん中、ニール・ヤングの名盤「傷だらけの栄光」にも入っていた、R&Bダイナミック・デュオ、ドン&デューイの騒々しい「Farmer John」。迫力の掛け合い、時折入り込んでくるドンの強烈なギターフレーズ、言葉の響きが心地よいユーモラスな歌詞、ついつい頬も緩むノヴェルティーなサウンドと、今もって新鮮さを失ってない。
1975♪Ain’t That a Shame♪John Lennon
1975
クール
Giants
ニューオーリンズが生んだ偉大なるロックンロール・クリエイター、ファッツ・ドミノの大らかな55年シングル「Ain’t That a Shame」。ジョン・レノンは75年「Rock ‘n’ Roll」の中でカバー。猥雑で分厚いサウンド、ジョンの筋金入りのロックンローラーぶりに圧倒される。ガッツリ決めるチープ・トリック・ヴァージョンもカッコいいぞ!
1959♪Harlem Nocturne♪The Viscounts
1959
セクシー
Roots, Reggae, Jazz
ザ・ヴィスカウンツの「ハーレム・ノクターン」は、テナー・サックスの悩ましげなブロウに、「あっ、あ〜ん」と熱い吐息が漏れて来そうで、頭の中はとろとろのもやもや! 作曲はアール.ヘイゲン。ラウンジ・リザーズやキング・カーティス、ウィリー・デヴィル、ダニー・ガットンにも取り上げられた有名なジャズ・スタンダード・ナンバーです。

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▼エルヴィス・コステロのルーツがぎっしり詰まったアルバム「Kojak Variety」、2枚組は希少盤

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1995♪Kojak Variety♪Elvis Costello♪エルヴィス・コステロ
1995
☆ Elvis Costello Homepage
♪ Bama Lama Bama Loo - Elvis Costello & the Attractions
♪ Leave My Kitten Alone - Elvis Costello
♪ Femme Fatale - Elvis Costello
♪ That's How You Got Killed Before
- Elvis Costello & the Imposters
♪ New Amsterdam/ Hide Your Love Away
- Elvis Costello & the Sugarcanes
♪ Days - The Kinks
♪ Pouring Water on A Drowning Man
- James Carr
♪ 刑事コジャック
1995♪Kojak Variety♪Elvis Costello♪エルヴィス・コステロ
なんでこんなに売れたんだろう? 中古CD市場でよく見かけるのが、エルヴィス・コステロの95年アルバム「Kojak Variety」。でも、04年、新たにボーナス・ディスクを加え、ライノ・レコーズからリイシューされた2枚組「Kojak Variety」となると、今じゃなかなか手に入りにくくなってしまった希少盤。「Kojak」と聞けば、70年代に人気だった海外ドラマ、テリー・サバラスの「刑事コジャック」を連想しちゃうけど、このアルバム・タイトルはレコーディングに訪れたバルバドスの食料品店の名前から取られたらしいです。 その内容は、コステロのお気に入りアーティストのカバー集。音楽通の彼らしく一筋縄では行かぬマニアックなセレクションで、私の大好きな一枚。 初っ端から、ラウンジ・リザーズやトム・ウェイツのバンドでおなじみマーク・リボーの奇妙奇天烈なギターが最高にイカしたスクリーミン・ジェイ・ホーキンスのイカれたナンバー「Strange」、ピアノ調べに胸キュン、切々と歌われるホーランド=ドジャー=ホーランド作のモータウン・ナンバー「Remove This Doubt」、クール&ホットで小気味いいリトル・ウィリー・ジョンの「Leave My Kitten Alone」、マーク・リボーのねじ曲がったフレーズに身悶える、モーズ・アリソンのヒップなブルース「Everybody's Crying Mercy」、四方八方に弾け飛ぶ最高にご機嫌なリトル・リチャードのロックンロール「Bama Lama Bama Loo」、ジェームス・カーの溌剌としたサザン・ソウル「Pouring Water on a Drowning Man」、一晩中踊り明かしたいような、ウキウキ、ワクワク気分、ジェシ・ウインチェスターの「Payday」、アレサ・フランクリンのコロンビア時代のナンバーとは知らなかった! 優雅で不穏なワルツ「Running Out of Fools」、不思議の国に迷い込んだかのようなキンクスの名曲「Days」など。 ボーナス・ディスクには、グレイトフル・デッドの「From the Mars Hotel」から気怠いバラッド「Ship of Fools」、トム・ウェイツの朗らかでしっとりとしたバラッド「Innocent When You Dream」、T-ボーン・バーネットの長閑なカントリー「I'm Coming Home」、ジェイムス・カーやライ・クーダー、フライング・ブリトー・ブラザーズなど、数々のアーティストたちにカバーされているチップス・モーマンとダン・ペンの超名曲「The Dark End of the Street」、ポール・サイモンのオリジナルとはずいぶん雰囲気の違った朗々たる「Congratulations」、ボブ・ディランの「血の轍」から楽しさいっぱい軽やかな「You're Gonna Make Me Lonesome When You Go」、本編とはまたひと味違ったアコースティックなジェームス・カーの「Pouring Water on a Drowning Man」、グラム・パーソンズのソロ「GP」から軽快なカントリー・チューン「Still Feeling Blue」、ブルース・スプリングスティーンの「Tunnel of Love」からアコースティックで和やかな「Brilliant Disguise」、エヴァリー・ブラザースの「It's Everly Time」からゆったりした気分に浸れるカントリー・バラッド「Sleepless Nights」、目の前がパッと広がるような鮮烈さ! シラ・ブラックの「Step Inside Love」、おなじみのコステロ節で披露するビートルズの名曲「You've Got to Hide Your Love Away」、ぶっといグルーヴで熱気を帯びるアーサー・アレクサンダーの「Sally Sue Brown」、導火線に火がついた! 危険極まりないレイ・チャールズの「Sticks and Stones」、ダーティー・ダズン・ブラス・バンドをバックにご機嫌なスウィング「That's How You Got Killed Before」、気持ち高ぶる誇り高いアイリッシュ・バラッド「The Night Before Larry Was Stretched」、ドゥワップ風に仕上げたヴァン・モリソン「Into the Music」から名曲「Full Force Gale」など、「Deadicated」や「Return Of The Grievous Angel」、「Adios Amigo」、「The Glory of Gershwin」、「No Prima Donna」などのトリビュート・アルバムに散らばったナンバーやシングルB面と、トッ散らかった印象を与えますが、一度に聴けて大満足!
1972♪Paul Simon♪Paul Simon♪ポール・サイモン
2001♪The Complete Goldwax Records Singles♪James Carr♪ジェームス・カー
1993♪Lonely Just Like Me♪Arthur Alexander♪アーサー・アレクサンダー

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▼ロブ・ワッサーマンのベースがジャンルを超えた様々なアーティストたちと真っ向勝負!

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1988♪トリオ♪ロブ・ワッサーマン♪Rob Wasserman
1988♪トリオ♪ロブ・ワッサーマン♪Rob Wasserman
1988
☆ Rob Wasserman.Com
MySpace & YouTube Gateway
♪ The Moon is Made of Gold - Rickie Lee Jones
♪ Easy Money/ Weasel and
the White Boys Cool - Rickie Lee Jones
♪ Walkin' Blues
- Bob Weir, Rob Wasserman & Gov't Mule
♪ Easy Answers - Scaring The Children
♪ Dime Store Mystery - Lou Reed
♪ Sword of Damocles - Lou Reed
ルー・リードの「New York」や「Magic and Loss」、リッキー・リー・ジョーンズの「Flying Cowboys」や「Naked Songs」で個性豊かなテクニックを披露してくれたベース・プレイヤー、ロブ・ワッサーマン。その活躍ぶりはロック・ファンにも知られることとなりましたね。そもそもの切っ掛けは、彼の88年アルバム「Duets」。アーロン・ネヴィルのとろけるようなヨーデル・ヴォイスでやさしく包まれる、誰もが知ってるスタンダード・ナンバー「Stardust」、リッキー・リー・ジョーンズの純粋無垢な歌声にハートがキュン、心安らぐ「The Moon Is Made of Gold」、ボビー・マクファーリンの繊細で透き通った歌声が幾重にも重なり神秘的な雰囲気に満ちた「Brothers」、果敢なく悲しい旋律に耽溺する、ロブ・ワッサーマン自身によるデュエット「Duet」、ゴリゴリとルー・リードのギターが地響きを立てるミュージカル・ナンバー「One For My Baby (And One More for the Road)」、ジェニファー・ウォーンズの歌声が牧歌的なやさしい温もりを感じさせるレナード・コーエン作「Ballad of A Runaway Horse」、ヒップで小粋なダン・ヒックスの飄々とした「Gone with the Wind」、マンハッタン・トランスファーのシェリル・ベンティーンがドラマチックに熱唱する嘆きのバラッド「Angel Eyes」、小鳥ように軽やかに飛び回る、無邪気なステファン・グラッペリのヴァイオリンに心ときめく「Over the Rainbow」、リッキー・リー・ジョーンズによる自由奔放なシャンソン・スタンダード「Autumn Leaves」、と穏やかな表情を見せたかと思えば、ピリリと張り詰める緊張感。ロブ・ワッサーマンのベースがジャンルを超えた様々なアーティストたちと一対一の真っ向勝負を挑んだアルバムです。 94年アルバム「Trio」は、タイトルが示す通りロブ・ワッサーマンのベースにゲスト二人を招き繰り広げられるスリーピース。 ブライアン・ウィルソンが娘のカーニー・ウィルソンと共演、流麗なメロディに蕩けるようなコーラス「Fantasy Is Reality/ Bells of Madness」、エルヴィス・コステロ、マーク・リボーの古き良き時代を思わせるようなほのぼのした「Put Your Big Toe in the Milk of Human Kindness」、実に丁寧なメロディ、ブルース・ホーンズビーのピアノが弾み、ロブ・ワッサーマンのベースがスウィングし、ブランフォード・マルサリスのサキソフォーンが舞い上がる「White-Wheeled Limousine」、ロブ・ワッサーマン自身によるトリオは、長閑な田舎の風景を想起させる「Country (Bass Trilogy: Part 1)」、ご存知ストーンズの「Satisfaction (Bass Trilogy: Part 2)」、熱い情熱を秘めたフラメンコ風の「Spike’s Bulls (Bass Trilogy: Part 3)」、エディ・ブリケルのまどろむような歌声に、ジェリー・ガルシアの怠惰なギターが、緩急織り交ぜゆらり揺らめく「Zillionaire」、ブルースの巨人ウィリー・ディクソンとベース対決「Dustin' off the Bass」、吐き捨てるようなボーカルに歪んだギターが炸裂する、ボブ・ウィア、ニール・ヤングの強者たちを迎えた強烈なロック・ナンバー「Easy Answers」、リズミカルに巡り巡るクリス・ウィットリーのドブロ、プライマスのレス・クレイプールのベースがうねり、ロブ・ワッサーマンのベースが狂おうしく震える、パーカッショナブルなナンバー「Home Is Where You Get Across」、マット・ハイモヴィッツとジョーン・ジャンルノー、二人のチェロに、ロブ・ワッサーマンのストリング・ベースが情念渦巻く流浪の弦楽三重奏「Gypsy One」「Gypsy Two」、 エディ・ブリケルのきらめく歌声、ジェリー・ガルシアのMIDIギター、ロブ・ワッサーマンのエレクトリック・アップライト・ベースが原始から宇宙の彼方へ突き抜ける「American Popsicle」、レス・クレイプール、ジェイ・レーンによるファンキーでグルーヴィーな「3 Guys Named Schmo」、とバラエティに富んだアーティストがそれぞれのオリジナル・ナンバーを持ち寄り、様々な個性溢れるセッションを、ロブ・ワッサーマンのベースがしっかりと屋台骨を支え、美しい流れを醸し出しています。「Duets」から「Trio」。二人から三人へ、プレイヤーの生々しい息づかいの違いが感じられますよ。
1989♪New York♪ルー・リード♪Lou Reed
1989♪Flying Cowboys♪Rickie Lee Jones♪リッキー・リー・ジョーンズ
2004♪The Best of Bob Weir♪Bob Weir♪ボブ・ウィア

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▼カーラ・ブレイの作品を取り上げたオーケストラ・ジャズ・シチリアーナの「Plays the Music of Carla Bley」

ibushigin recordsの気になるClassic Rock
1990♪Plays the Music of Carla Bley♪Orchestra Jazz Siciliana♪Carla Bley
1990♪Plays the Music of Carla Bley♪Orchestra Jazz Siciliana♪Carla Bley
1990
☆ The Official Carla Bley Web Site
☆ Orchestra Jazz Siciliana
♪ 440 - Carla Bley & Orchestra Jazz Siciliana
♪ The Lone Arranger - Carla Bley Trio
1990♪Plays the Music of Carla Bley♪Orchestra Jazz Siciliana♪Carla Bley
近頃はめっきりレコード屋に行かなくなった私ですが、70年代終わりから00年代初めまで、週末は街へ繰り出すたびに、掘出し物はないかとレコード屋巡り。今でも思い出すのは、関西の情報誌「プレイガイドジャーナル」で調べたレコード屋を目指して、大阪は梅田の阪急東通商店街の奥の奥。昼間でも薄暗い商店街、足を進めるごとに飲食店のメニュー・サンプルの明るい照明はまばらとなり、人通りも減ってちょっと寂しげ、しばらくするとキャバレーやキャバクラ、ヘルスの妖しげでケバケバしいライトが煌煌と光る中、薄物の衣装を羽織っただけのなんとも色っぽいお姉さんが「いらっしゃ〜い」と手招き。田舎から出てきたばかりの初な私はドキドキハラハラ、ちょっと離れて赤面硬直状態で通り過ぎ、やっとのことでお目当てのレコード屋に辿り着くのでした。この商店街にはレコード屋が2,3軒あって、そのうちの1軒、ジャズ専門店のショーウィンドウの一番いい場所に飾ってあったのが、カーラ・ブレイの82年のアルバム「Live!」。大きく広がった赤毛にゆったりとした赤いセーターかな? クッションに腰掛け、露に見える美しいおみ足、もう楽しくてたまらないというようなカーラの表情にたちまち一目惚れ、今でもこのジャケットを見るたびにドキドキハラハラ。 そして時は過ぎ、再びカーラ・ブレイに巡り会うのは、残業で遅くなった日、遅い夕食を取りながら見るNHKテレビ番組「ナイトジャーナル」。キャスターの秋尾沙戸子さんがお気に入りのアルバムということで紹介されたのが、カーラ・ブレイの93年のアルバム「Big Band Theory」と、カーラも参加したオーケストラ・ジャズ・シチリアーナの90年のアルバム「Plays the Music of Carla Bley」でした。 カーラ・ブレイの新作ならともかく、音楽雑誌でもオーケストラ・ジャズ・シチリアーナのアルバムなんて巡り会えなかったでしょうね。カーラの作品を取り上げた「Plays the Music of Carla Bley」は、シシリーの小さな村に集うマフィアって雰囲気のジャケットで思わずニヤリ、中の写真には大親分カーラの顔も見えますね。イタリア語の掛け合い漫才にくすくす、長閑でコミカルな「The Lone Arranger」、ゆったりとした中にも熱い何かを感じる癒しのバラード「Dreams So Real」、遠く過ぎ去った日々に導かれるゴージャスな旅の如き「Egyptian」などのナンバーが私のお気に入り。 また、カーラ・ブレイは「Amarcord Nino Rota」「That's the Way I Feel Now」「Lost in the Stars」など、ハル・ウィルナーがプロデュースしたニーノ・ロータ、セロニアス・モンク、クルト・ワイルのトリビュート・アルバムにも参加してますので、ロック・ファンの方も耳にされたことがあるんじゃないでしょうか。様々なジャンルを飛び越えた奇才のプロディーサー、あるいは奇才のコンポーザーとして活躍する両者には、同じような資質を感じるのです。
1982♪Live♪Carla Bley♪カーラ・ブレイ
1993♪Big Band Theory♪Carla Bley♪カーラ・ブレイ
1981♪Amarcord♪Carla Bley♪カーラ・ブレイ

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